よしながは明治35年創業、眠りを支えて123年。広島県三原市のふとん・寝具専門店です。

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先代のはじめてのチラシ

「よしながふとん店の昔のチラシが出てきました!」とお客様からご連絡いただき、贈って下さいました。

これは、今から51年前、1971年に作られたチラシでした。

これを見た会長は「こりゃワシが初めて作ったチラシじゃ!懐かしいの~!!」と大喜びでした。

1971年、よしながふとん店は工場(昔は布団を作る工場があった)が大火災にあいました。

それは、当時の新聞にも「燃える、吉永ふとん店」と書かれた程の大火事だったそうです。

その火事の影響で、当店は大きな大きなピンチを迎えていたのですが、
その直後に「紫布団ブーム」という社会的にも大きなブームが起こり、
その年にV字回復をした年でした。

このチラシはその時の物だそうで、会長も「このチラシで助かったんよ。
ほんま沢山の方が紫布団を買いに来てくれたんよ」との事でした。

また、内々の話ですが、チラシの下に「吉永ふとん店」とありますが、
この「吉」の字が「士」でなく「土」になっています。

これは、会長の母(先々代)のこだわりで、
チラシの作成に先々代も関わった跡が見られます。笑

本当に貴重なチラシを、状態の綺麗なまま贈ってくださり、
本当に嬉しく思います。

よしながふとん店の宝として、大切にしたいと思います。
ありがとうございました(^人^)感謝
※紫布団ブーム
江戸時代、川越(埼玉県)の城主であった松平朝矩(とものり)が大病にかかった折、その子の直恒(なおつね)が紫色の布団に紫色の鉢巻をさせて寝かしたところ病はたちどころに治ったという伝承があります。
紫色の布団の起こりは、これによって病気が治るというところに起因しています。もともと紫は色が褪せやすくさめやすいところから、熱が冷めやすい、病気が治ると考えられていました。
ここから、紫ふとんを子供から親に贈り、長寿と無病息災を願う習わしになりました。

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